「コールサック」日本・韓国・アジア・世界の詩人

前のページに戻る


池下 和彦(いけした かずひこ)



<経歴> 

昭和22年6月13日生まれ。

中央大学法学部法律学科卒業。

詩集として『手』(詩学社)、『物』(私家版)、『母の詩集』(童話屋)、『父の詩集』(コールサック社)。

不定期に『はがき詩信』を発行。






<詩作品>


三文字


きょうの午前中に死ぬという人にきくのもなんだけど

たべたいものはなあに?

と私はメモする

出がけ食卓においておいたメモをみる

秋刀魚

と父の三文字

うむ

旬を心得ていらっしゃる






狼じいさん



「いますぐ死にそうだ」

父はいう

外出の予定を中止してみまもる

すこしの朝食をたべ

すこしの昼食をたべ

のこりものを私はたべる

夕食は「いますぐ死にそうだ」

いくどとなくきかされてきた

狼じいさんと旬の秋刀魚をたべる





前のページに戻る

出版のご案内

コールサック最新号

「コールサック」(石炭袋)119号

「コールサック」(石炭袋)119号 2024年9月1日

詳細はこちら


立ち読みサイト

facebook

twitter

コールサック社書籍 マスコミ紹介記事一覧

コールサックシリーズ ラインアップ

  • lineup01
  • 沖縄関連書籍
  • lineup10
  • lineup02
  • lineup04
  • lineup05
  • lineup06
  • lineup07
  • lineup01
  • lineup08
  • lineup09

ピックアップ

  • 詩運動
  • 研究活動
  • 出版活動
  • リンク集 詩人・文学・書店
  • 『コールサック』日本の詩人
  • 『コールサック』韓国・アジア・世界の詩人

編集部ブログ

  • 鈴木比佐雄 詩と評論
  • 鈴木光影 俳句と評論

ご注文について

  • 送料・お支払い方法
  • 特定商取引に基づく表記

ECサイト


Copyright (c) 2011 COALSACK Co.,Ltd. All rights reserved.