「コールサック」日本・韓国・アジア・世界の詩人

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池下 和彦(いけした かずひこ)



<経歴> 

昭和22年6月13日生まれ。

中央大学法学部法律学科卒業。

詩集として『手』(詩学社)、『物』(私家版)、『母の詩集』(童話屋)、『父の詩集』(コールサック社)。

不定期に『はがき詩信』を発行。






<詩作品>


三文字


きょうの午前中に死ぬという人にきくのもなんだけど

たべたいものはなあに?

と私はメモする

出がけ食卓においておいたメモをみる

秋刀魚

と父の三文字

うむ

旬を心得ていらっしゃる






狼じいさん



「いますぐ死にそうだ」

父はいう

外出の予定を中止してみまもる

すこしの朝食をたべ

すこしの昼食をたべ

のこりものを私はたべる

夕食は「いますぐ死にそうだ」

いくどとなくきかされてきた

狼じいさんと旬の秋刀魚をたべる





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「コールサック」(石炭袋)120号

「コールサック」(石炭袋)120号 2024年12月1日

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